2005年05月16日

なんちゃって通訳

私の会社はいわゆる外資系なのですが、年に何回か米国本社からの出張者があります。これら本社からの出張者は日本でお客様やパートナーの方々とのミーティングを行います。重要なミーティングではできるだけ専門の通訳の方に頼んで、逐次通訳や同時通訳を頼むようにしているのですが、予算が無い場合やカジュアルな形式のミーティングでは私たち社員が通訳代わりのことをやらされることがあります。

実は今日、その「なんちゃって通訳」の仕事がまわってきました。

相手は某巨大銀行。

本社から来た社員と私は面識もあり、電話でも良く話す間柄なので、彼女の英語はほとんど理解できます。ですが、これが曲者で、自分だけが理解するには、「ほとんど理解」で、十分なのですが、他人、しかも重要なお客様に訳してお伝えするので、ほぼ100%の理解が要求されます。

また、彼女(本社からの出張者)といつも英語で話すときは、英語で聞こえたままをそのまま頭で理解しているのですが、通訳となると、日本語への変換を行わなければなりません。もちろん、専門の通訳ではないので、逐次通訳の形式をとりますが、それでもある程度の量の英語を頭の中で記憶しておき、それを日本語に訳して説明しなければならないので、かなりの重労働です。

さらに、問題なのが、日本語から英語への通訳です。良く日本語は論理的な言語ではないので、英語に訳す際に苦労するというようなことを聞きます。私は決して日本語が論理的な言語ではないとは思わないのですが、日本人の中に論理的に話すことが苦手な人が少なからずいることは実感します。主語が何かわからなかったり、いわゆる「捻じれた文」になっていて、主語と述語が対比していなかったり、そもそも何を言いたいかわからない(趣旨が明解でない)文章だったり…。

こういった文章としての日本語の問題が無かったとしても、通訳の仕事をすると本当に疲れます。語彙が足りないので、どうしても説明がWordy(冗長)になってしまいますし、そもそも頭の中のバッファが足りないのか、英語の文章を長く聞きとめておかなかったりします。こういう、「なんちゃって通訳」をするたびに、プロの通訳の人たちの優秀さを再認識する次第です。

ただ、一方で通訳もどきをするのは、英語の学習には非常に良い効果を発揮します。自分だけがなんとなくわかるでは通用しないので、それこそやり聞き直し無しのディクテーションくらいの集中力が必要です。

毎日連続でこの仕事だと疲れますし、本業に差し支えますが、たまにはこのような「なんちゃって通訳」も悪くは無いですね。ただ、ミーティングをするお客さんやパートナーの方々の中に私よりも英語に堪能な方がいらっしゃらないかはいつも気になります。私の下手な通訳を見て、内心笑われているのではないかと…。



posted by Tim at 20:44| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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Excerpt: 米国本社からの訪問者に同行して、客先に出向いていたため、ブログの更新ができませんでした。申し訳ありません。 やっと昨日からオフィスに出社できるようになりましたが、メールの量が半端じゃないくらいたまっ..
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